介護用品とひとまとめに言っても、人それぞれに介護度や介護の内容が違っているので、必要な用具も異なりますよね。
身体の機能低下による介護なのか、生理・感覚機能、それとも精神機能の低下による介護なのかにもよります。

低下した機能を補助するための介護用品ですが、不適切なものを使ってしまうと逆効果になってしまう危険性もあります。ケアマネージャーなどの専門家に相談しながら、適切な用具を選ぶことが大切です。

ここでは、どのような介護の場合でも「あったらいいな」と思えて、身近なところで揃えられるアイテムをご紹介します。

ニオイが気になる時には介護用の消臭剤を!

ある製薬会社が、実際に自宅介護をしている人たちに生活調査を実施しました。その結果、「約6割が介護に使用している部屋のニオイが気になっている」ということが分かったそうです。

最近では様々な消臭剤が販売されていますが、強い香りでニオイを紛らわせるよりも、そのもとを取り除くタイプのものが良いでしょう。
体臭や排便臭に効果のある消臭成分などを配合した、介護用に作られた製品や、ポータブルトイレについた排泄物の匂いを消してくれる液状の消臭・除菌剤などもあります。

特に寝たきりなど、部屋から出るのが難しい状態の場合は快適な環境とは言い難いでしょう。介護する家族も、その部屋に入るのすら億劫になってしまうかもしれません。
そんな時にこういった消臭剤を活用しましょう。介護される人もする人も、快適に過ごすためのマストアイテムだと言えますね。

100円ショップでも見つかる!介護に役立つグッズ

なるべくお金をかけないで介護に役立つアイテムが手に入れば嬉しいですよね。
そんな時にオススメなのが100円ショップです。100円ショップでは介護用品そのものを買うことはできないかもしれません。

しかし、介護が必要な人にとって生活環境をより良くできるグッズはたくさん売っています。

安全対策に「クッションテープ」「ビニールテープ」を活用

介護アイテム

クッションテープは本来、幼児の安全対策向けに作られたアイテムです。
しかし実は、高齢者にとっても怪我の予防に使えます。家具などのぶつかりそうな箇所に貼るといいでしょう。
ビニールテープは、目立ちにくい僅かな段差に気づきやすくするために利用できます。カラフルなものを貼ると良いでしょう。慣れてくると注意力が低下するので、定期的に色を変えると効果的です。

また、すべり止めマットも便利です。台所やお風呂のマットの下、ラグやカーペットなどの裏に貼っておくと、滑って転ぶのを防ぐ効果があります。

夜間や暗くなった室内には「蛍光テープ」で目印を!

段差に蛍光テープを貼ると、夜間の事故を防げます。電灯のひもの先端や、スイッチに貼れば、暗い時にも目立つので便利です。
自転車用の反射シールやライトを、車イスや杖などにつければ、交通事故の防止にもなるでしょう。

「ドアノブカバー」で握りにくいドアノブに

高齢者の方は、握力が落ちてドアノブが握りづらいこともあるでしょう。そんな時に役立つのが、ドアノブカバーです。
取り付けるだけでレバーハンドルになるタイプも販売されています。レバー式であれば、弱い握力でも簡単にドアを開けられます。

便利なアイテムを賢く使って介護の負担を軽減

ドラッグストアや100円ショップなど、身近なところで揃えられる便利グッズ。賢く使って、少しでも負担を軽く、快適な介護生活を過ごせるようにしたいものですね。

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