冬に寒い部屋を暖房で暖めた場合、部屋の空気が逃げていく部分は主に窓です。
部屋全体で窓から熱が流出する割合は、なんと約50%にもなります。

そのため、防寒断熱リフォームをするなら窓の断熱対策はかかせません。
そのほかの対策として大切なのが、断熱材と換気対策です。

寒くない家作りのポイントが知りたい!という方のために、リフォームのポイント3つを紹介します!

防寒断熱リフォームには窓のパワーアップが最重要

窓の防寒断熱リフォームには、2つの方法があります。

  • 1枚ガラスの窓から2枚ガラスの「ペアガラス」に変更する方法
  • サッシの内側にさらに内窓を取り付け、二重サッシにする方法

です。
ペアガラスは2枚のガラスから構成されており、間に乾燥した空気が入っているため、断熱効果を得ることができます。

窓の近くに行くと冷たい空気を感じる場合、「次世代省エネルギー基準」を満たしていない1999年以前に作られた窓かもしれません。
次世代省エネ基準とは、住宅の断熱効果を高めるために作られた基準のことです。
1999年以降に建てられた家の場合は、ペアガラスによって窓が作られているケースが多いでしょう。

しかし、1枚ガラスの窓であれば、窓の断熱対策は欠かせません。
窓は、家の中で冷たい空気を通す一番の通り道でもあります。
窓による熱の出入りが多すぎると、ストーブで寒い部屋をせっかく暖めても熱が外に逃げ出してしまいます。
これでは、寒いだけでなく光熱費がかさんでしまう可能性も。

「窓枠ごとリフォームする費用がない」「二重サッシよりも低予算で防寒断熱効果を得たい」という方は、

  • 窓の内側に断熱効果があるロールカーテンを取り付ける
  • 断熱カーテンを取り付ける

といった方法がおすすめです。

断熱効果があるカーテンは生地が厚く、冷気や夏場の熱い日差しを遮断してくれます。
遮熱効果と保温効果により、外気の侵入を防ぐことができるでしょう。

床や壁に断熱材を入れて外気を取り込まない!

防寒断熱リフォーム

「床が寒い」「1階が寒い」という場合は、床下に断熱材が入っていない可能性があります。
床下からの冷気を感じると、いくら暖房をかけてもフローリングがひんやりとして、足元が寒く感じてしまいます。
そのため、床の防寒断熱リフォームも大切です。
床下に断熱材を敷くリフォームは、フローリングの張替え時に行うと良いでしょう。

また、フローリングの上に新しいフローリングを二重に貼る方法も断熱効果を得られるため、おすすめです。
施工業者に相談して、どの方法が適しているか判断しましょう。

壁や床の防寒断熱リフォームは従来の場合、壁や床をはがした後、新たに断熱材を入れる方法が基本でした。

しかし、最近では

  • 壁本体はそのままでクロス(壁紙)のみをはがし、断熱ボードをはめ込む
  • 床をはがさず、床下に断熱パネルをはめ込む

といった方法も主流になりつつあります。

「寒さ対策を施したいけど、壁や床をはがす大掛かりなリフォームは嫌だ」と考えている方におすすめの防寒断熱リフォームです。

換気システムもセットで設置しキレイな空気を

防寒断熱に優れた気密性の高い家だとしても、換気設備が不十分だと空気が悪くなってしまいます。
そのため、防寒断熱リフォームと24時間換気システムの設置はセットで行うのがおすすめです。

換気が悪いと汚れた空気が充満し、湿度が上がり結露が発生しやすい環境になってしまいます。
カビ発生の原因になる場合もあるため、防寒断熱と換気をセットで行い、快適性と健康面をクリアしましょう。

こういった防寒断熱リフォームのポイントを参考に、快適な環境で毎日リラックスできる空間をつくり上げてください。

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