要介護1とは、日常生活に必要なことはほとんど自分でできますが、時々介助が必要な状態の事をいいます。
一人暮らしもなんとか可能ですが、できれば家族と同居するか、必要な介護サービスを受けることを勧められるステージです。

介護が必要な度合いに関わらず、介護認定を受けた場合にまず真っ先に行う必要があるのはケア・マネージャーを探し、ケアプランを作成してもらうことと、家庭での介護がしやすいように環境を整えることです。

この2点についてわかりやすくご説明していきます。

1.ケア・マネージャーにケアプラン(居宅サービス計画)を作成してもらおう

何故ケアプランを作成してもらうのか?

個々の状態や、ニーズに合ったケアプランを作成してもらうことで今後の介護の道筋が見えてきます。例えば、入浴はどれくらいの回数介助してもらえるのか、買い物や調理などは手伝って貰えるのかなどです。

まだ自分でできることの多い「要介護1」の認定を受けた方も、必ずケアプランを作成してもらいましょう。

ケアプランとは

要介護1の認定を受けてすぐには今後の介護についてのイメージが上手くできないかも知れません。
まだ医療的なケアは必要ないけれど、日常生活の何を手伝ってもらえて、家族で何をやる必要があるのか?送り迎えなどをする必要があるのか?実際にどんな方が何処でどのような介護してくれるのか?など、色々と不安になりますよね。

まずは信頼できるケア・マネージャーを見つけ、ケアプラン(居宅サービス計画)を立ててもらいましょう。

ケア・マネージャーとは

ケア・マネージャーとは介護を必要とする人が、その人に合った適切な介護サービスを受けられるように、相談を受けたり、介護サービスを行っている事業者との連絡や調整をしてくれる人です。
実際に介護サービスを受けるには一部負担金がありますが、ケア・マネージャーに相談するのは無料です。

ケア・マネージャーの探し方

ケア・マネージャーは市区町村の介護保険担当窓口や、地域包括支援センターへいき、ケア・マネージャーのリストをもらえば探せます。実際に介護サービスを利用している方から話を聞くのもいいでしょう。
今後長くおつきあいすることも考え、なるべく近隣で登録されている方がいいでしょう。
利用したい介護サービス事業所が決まっているのであれば、どの事業所にもケア・マネージャーはいます。その場合は所属している事業所のサービス以外の選択肢も柔軟に提案してくれる方が望ましいですね。

2.自宅などの環境を整えましょう

介護リフォーム
要介護1の認定を受けた方は、まだまだ生活全般において自分でできることが多いでしょう。
筋力を衰えさせないために極力自分でできることは自分でした方がこれからの為ですし、一人暮らしの場合もあることと思います。

ですが不測の怪我などで、今後の生活の幅を狭めないためにも、住居内の危険を、ちょっとした工夫やリフォームなどで改善していきましょう。
高齢者が怪我をする要因として一番多いのは転倒です。骨折してしまうと、それがきっかけで寝たきりになってしまったり、外出が億劫になってしまったりする可能性もありますよね。
そこで、簡単にできる工夫やリフォームを3つご紹介します。

階段や段差のあるところに目印や滑り止めをすることで、転倒、転落を防止できる

段差のあるところに反射テープを貼るだけでも目視で段差を認識しやすくなり、効果があると言われています。すべり止めマットをひくのも転落防止に役立ちます。

廊下や階段などに照明を追加すると、物にぶつかる、転倒などの防止に

高齢者は夜中にトイレに起きることも多いですよね。足元が暗いままだと転倒のリスクも高まります。センサーライトなどを追加して明るさを保ちましょう。

物を床に置かないだけでも転倒リスクを少なくできます

床に物が散乱していては、つまずくのは当たり前です。つまずいた後に転倒したり、足を捻ったりしないためにも床周りはすっきりとさせましょう。

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