高齢者がいる多くの家庭において、段差を無くすなどのバリアフリーは最も行われているリフォームのひとつと言えます。

ここでは、お風呂・トイレ・洗面所の3箇所を取り上げながら、高齢者にやさしい水回りのリフォームについて考えていきたいと思います。

高齢者用お風呂のリフォーム

お風呂場は癒しの空間であると同時に、事故が起きやすい場所でもあります。
転倒事故が起こりやすく、高齢者にとっては危険な場所になりかねません。

転倒を未然に防ぐためには?

できるだけ滑りにくい床材を使用し、手すりをつけることが転倒防止に繋がります。

また、浴室と更衣室は寒暖の差が大きいため、心臓発作や脳梗塞を起こすなど温度差によるトラブルが発生しやすくなります。

この場合、浴室乾燥や床暖房を取り入れたリフォームを行うことで、寒暖差の問題は解消され、脳梗塞や心臓発作の発症リスクを軽減することができます。

 

高齢者用トイレのリフォーム

トイレと廊下とのつなぎ目の段差をなくしたり、手すりをつけるといっただけでもバリアフリーにはなります。

しかし、トイレは1日に何度も利用するものですから、自宅で過ごすことの多い高齢者にとっては、使いやすく安全性の高い空間であることが重要になってきます。

和式から洋式へ

トイレのリフォームでおすすめなのは、和式から洋式への変更です。

和式というのは昔ながらのスタイルですが、足腰が弱っている高齢者にとっては、不自由に感じられるかもしれません。

洋式にすることで、足腰への負担が軽減されれば、高齢者のトイレに対する不安解消に繋がります。

また、温水洗浄便座も人気があります。抵抗力の落ちやすい高齢者のいる家庭ならば、自動洗浄機能のついている抗菌性能の高いトイレは、衛生的な状態を維持できるのでおすすめです。このタイプは、トイレ掃除が比較的簡単に行えることも魅力です。

他にも、トイレを人感センサータイプにしたり、トイレ全体を暖めてヒートショックを予防できるシステムもあります。

 

高齢者用の洗面所リフォーム

洗面所のリフォーム

洗面所は、家族の人数が多いほどゴチャゴチャしてしまい、片付けることが難しい場所です。
そのため、収納を増やすということも、洗面所のリフォームにおいて重要なポイントと言えます。

衛生的かつ安全な洗面所へ

他の水回り同様、洗面所も汚れやすい場所です。毎日きれいにしていなければ、雑菌が繁殖しやすくなります。
そのため、抵抗力の低い高齢者を、雑菌やウィルスといったものから守るためには、掃除のしやすい洗面所であるということが重要です。
また、温度差が出やすい場所ですので、暖房設備を取り入れ、ヒートショックが起こりにくくすることも大切でしょう。

また、洗面所は顔を洗ったり、身だしなみを整える場所であれば良いというものではなく、リラクゼーション効果の高い空間にすることもおすすめです。
誰もがリラックスして、気持ちよく使える洗面所にすることも、リフォームする際に意識してみてはいかがでしょうか。

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