50代~60代は、子供も独立し、多くの方が定年後のライフプランについて考えはじめる時期です。
老後を過ごす住まいについて、まず最初に見直しをされる方も多いのでは?
思い切って住み替えるのも一つの手ですが、愛着もありますし、老後の資金問題などもあります。
そこでおすすめなのが、リフォームです。ここでは、まず最初にリフォームしておいた方がいい5つのポイントをご紹介します。

1.無駄をなくした間取りにリフォームして、ゆとりを

以前は必要だった子供部屋も、子供が独立し夫婦二人の生活になってからは、物置き代わりになってしまうことも少なくありません。
構造上問題がなければ、廊下と部屋を仕切っていた壁を取り払うことで、車いすでも生活しやすい空間に変えることも可能です。

また、一階にトイレや風呂・ダイニングなどの水回り・リビング・寝室といった生活に必要な部屋を集約し、二階は子供や孫が遊びに来た時に寝泊まりできる和室や趣味の部屋にすることで、階段の昇り降りが困難になった場合にも対応できます。
ダイニングの間取りを広めにとっておけば、介護ベッドをダイニングに置けるため、トイレやお風呂などの移動も楽になるでしょう。

2.動作が少ないトイレにリフォームして体に優しく

立つ、しゃがむなど動作の多いトイレは、足腰が弱ってくると不便に感じることが多い場所です。
年齢を重ねるとトイレの回数も多くなるため、トイレを快適な空間に変えれば老後の生活がぐっと楽になるでしょう。
手すりを付けるだけでなく、空間を広くすれば車いすを使用することになっても安心です。
自動洗浄機能やおしりの乾燥機能もあれば、トイレットペーパーをちぎっておしりを拭き、体をひねって洗浄レバーをひねる…といった一連の動作を省くことができます。
「今は必要ない」と思われても、将来的には大変嬉しい機能になるかもしれません。

3.扉をリフォームするだけで空間も広く

扉は引き戸にすることで、車いすや杖でも開閉しやすくなります。
開閉に必要な前後のスペースも省かれる為、狭い場所でも広く使えるという利点もあります。
レールや敷居の不要な上吊りタイプのものは、掃除も楽でつまづく心配もないのでおすすめです。
引き戸への変更が難しい場合でも、ドアノブを握って回すタイプのものからレバー式に変えるだけで、開閉がずいぶん楽になるでしょう。

4.断熱性の高い浴室にリフォームして安心!

浴室から脱衣所への移動時など、急な温度変化によって血圧などが急激に変化し、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性もある「ヒートショック現象」。
ヒートショック現象は、一般的に65歳以上の高齢者に起こりやすいと言われています。
浴室暖房をつけたり、床や外壁、天井などに断熱材を入れることで、浴室と脱衣所の温度差を少なくすることができます。
また、タイル張りなど在来工法の浴室からユニットバスへリフォームすることもおすすめです。
ユニットバスには、壁や床、浴槽の断熱性能が高いタイプも多くあります。
床材もクッション性の高いものや、水はけの良いものが多く販売されています。水はけが良いと、掃除も楽になって助かりますね。

5.床の小さな段差をなくすリフォームで安全!

杖や車いすの生活になる可能性を考えると、床の段差はなるべくなくしたいところですよね。
高齢者は、階段のような15cm以上ある大きな段差だけでなく、2~3mm程度のちょっとした段差につまづいて転倒することも多いです。
大きな段差には手すりなどの補助をつけて対応し、敷居などの小さな段差は撤去すると良いでしょう。
また、フローリングの床材を滑りにくくクッション性の高いコルクタイルや、介護時に掃除の楽なクッションフロアに変える方法もおすすめです。

老後リフォームで快適な住まいにしよう

介護リフォーム検討
老後リフォームのおすすめポイントを5つご紹介しました。
バリアフリーな住まいとは、高齢者だけでなく、介護をする人や小さなお孫さんにとっても快適な住まいのことです。

リフォームのバリエーションや建材の種類も、昔よりずっと豊富になっているでしょう。

ぜひ、一度ご夫婦やご家族でショールームに足を運んでみてはいかがですか?

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