夜間対応型訪問介護とは、65歳以上の要介護1~5の方が夜間でも利用できる訪問介護です。
40~64歳の方でも、規定の特定疾患により介護が必要な場合は利用可能です。
もし、誰もいないときに体調が悪化した場合や、転倒などでけがをした場合、とても困ってしまいますよね。
そんなときに、夜間対応型訪問介護を利用すれば、ケアコール対応や遅い時間帯でも訪問し介助をしてくれます。
- 両親が老夫婦で心配だが、住まいが離れているためすぐに駆けつけられない
- 自力で起き上がる、寝返りができないため夜間でも介助が必要
このような場合、夜間対応型訪問介護が便利です。
夜間訪問型介護を選ぶ際の注意ポイントや、利用方法について詳しく見ていきましょう。
夜間対応型訪問介護には2種類ある!
夜間対応型訪問介護は、このような2種類のサービスに分かれます。
定期巡回
定期的に利用者のところに訪問し、30分間を目安に排泄介助や安否確認などをしてくれるサービスです。
コールして駆けつけてくれるサービスとは違い、毎日、または決まった曜日などの夜間時間帯に来てくれるサービスです。
訪問介護員だけでなく、何かあった場合は看護師と連携をはかり柔軟な対応をしてくれるため安心です。
随時対応
随時対応とは、何かあった場合に随時訪問してくれるサービスです。
「ケアコール」という首にぶら下げるタイプのボタン付きペンダントを押すと、オペレーターにつながる通報システムになっています。
例えば、転倒しケガをした、急に具合が悪くなった、といった急な異変に対応してくれます。
訪問介護員が出来る限り早く駆けつける、または救急車を呼んでくれるなど、手厚いサービスが受けられる内容です。
定期的にお世話を必要としているのか、それとも何かあったときのために利用したいと思っているのかで同じ夜間訪問型介護サービスでも選ぶサービスが違ってきます。
夜間対応型訪問介護はどんな場合に利用する?
夜間対応型訪問介護は、こんな場合に便利です。
- 体が不自由なため、自力で寝返りがうてない
- 高齢だが夜間はいつも一人で、何かあった場合に不安
- 夜間の決まった時間に、毎日おむつ交換してもらいたい
- 夜間にトイレ介助をしてもらいたい
- 入浴介助や身体を清拭してほしい
- 離れた地域に暮らしている高齢者に対して夜間の安否確認を行いたい
- 夜間でも困ったときに助けを呼べる存在が欲しい
信頼できる夜間対応型訪問介護を選ぶポイント
夜間対応型訪問介護を利用する際には、信頼性と安心感がある業者を選ぶことが最も重要なポイントです。
サービスを提供する側が、実際の緊急時にコミュニケーションが上手に取れるのか、チェックが必要です。下記の項目をチェックし、安心して利用できるのか確認しておくことをオススメします。
夜間対応型訪問介護選び11個のチェックポイント
- 地元での評判が良いか
- 医療知識や介護知識があるか
- 要介護者に対するあいさつや言葉がけが適切か
- サービス内容や料金の説明が分かりやすいか
- 時間通りにサービスがおこなわれるか
- サービスが時間内で充実したものなのか
- プライバシー保護問題に対応しているのか
- サービスを利用すれば要介護者の負担が軽減できるか
- 要介護者にストレスを与えていないか
- 要介護者がストレスなくサービスを利用できているかどうか
- サービスを利用したことにより、介護の負担が軽減したかどうか
夜間対応型訪問介護に関するよくある質問
最後に、夜間対応型訪問介護を利用するときに、よく出る疑問についてお答えしますね。
Q.メリットとデメリットは?
メリット
- 一人暮らしをしている高齢者の安否確認ができる
- 夜間でもすぐに助けに来てもらえるので、高齢者にとって非常に安心できる
デメリット
- オペレーションセンターがある場合、随時対応のたびにお金がかかり、介護保険の支給限度額(自己負担額が1〜2割になる範囲)を超える可能性があるので注意が必要
Q.ケアコールとは何ですか?
A.緊急事態を知らせてくれる通報システムです
利用者に何かあったとき、ケアコールを押すと専門のオペレーターに通報が入ります。利用者の状況を聞き、迅速かつ適切な対応をとってくれます。
本体とペ ンダントがセットになっています。本体はご自宅の特定位置に設置しますが、ペンダントは持ち歩くことができます。そのため、家のどこにいてもすぐに通報できるシステムなのです。
Q.ケアコール本体を取り付けるには設置工事をしなければなりませんか?
A.電話回線があるご家庭なら、簡単な工事で設置することができます
ケアコールの本体を設置する時は、業者が無料で取付工事をしてくれる場合がほとんどです。
ただし電話回線が無いご家庭では、まずは電話回線をひく工事を行わなければなりません。
夜間対応型訪問介護は、夜間に異変が起こってもすぐに駆けつけられない場合や、夜間の介助を手伝ってもらいたい時などに大変便利な介護サービスです。
上手に活用して、介護する方、される方ともに負担を軽くし、よりスムーズな介護を目指しましょう。
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