「スープの冷めない距離がいい」
昔から実家との距離感についてよく言われている表現です。二世帯住宅はまさにこの表現にぴったりと言えませんか?

しかし、近いということは、プライバシーなどに関してストレスを感じる可能性もあります。
一度二世帯住居にしてしまったら、簡単に解消できません。後悔しないように、両世帯が円満に、快適に暮らせるようにするためには、どのようなことに気をつけるべきでしょうか。

とにかく「よく話し合う」妥協できる点は妥協する

 

互いのプライバシーを守ることに重点をおいた世帯の場合は、玄関までも全て別の住宅が最も望ましいでしょう。

イメージ的には集合住宅で、隣同士に暮らすようなものでしょうか。
共有部分は庭やガレージなど、屋外だけだったとしたら?確かに、お互い気兼ねなく生活できるという点では、ストレスは最小限に抑えられるでしょう。

ですが、逆に何かあった時にすぐに気付けない・助けられない、団らんの時間が共有できない、などのデメリットもあります。

水回りなどの設備をそれぞれに設置する必要があるので、コスト的にも高くなってしまいます。
設備に場所を取られてしまうので、その分居住スペースが狭くなってしまうという問題もあるでしょう。

費用、プライバシー、間取り、生活スタイル等、世帯によって重点をおくものはそれぞれ違います。
親・子世帯ともに妥協できる部分、出来ない部分をはっきりと話し合うことが必要です。

二世帯リフォームのポイントは「よく調べる」こと

二世帯住宅
世帯によって二世帯住宅に求めているものは違いますが、どのようなケースでも考えておきたいポイントがいくつかあります。

なるべく明確なイメージが浮かぶように時間をかける

とにかく、話し合いの機会を作りましょう。間取りや費用などじっくり話し合うことはたくさんあります。
1,2年は時間をかけたほうがいいでしょう。子どもがいる世帯は学校区の移動などもありますから、そのあたりの情報や保育園などの充実度も調べる必要があります。

また、住宅メーカーなどが主催している二世帯住宅の物件内覧会などに参加してみると、間取りのイメージが湧きやすくなるでしょう。
その際には、建ぺい率・容積率についても調べましょう。平屋建てを2,3階建てにしたり、床面積を増やす等が法律上できないこともあるからです。

考えられるストレスの種はできるだけ少なく

一緒に暮らすのが、夫の実家か妻の実家かによって違うでしょうが、二世帯住宅でストレスをためやすいのは、母親と妻だとよく言われています。
子どものしつけや過干渉、家事の分担など、1つ1つは些細な事でも「塵も積もれば」です。誰も窮屈な思いをしないように、家族みんなでよく相談しましょう。

兄弟がいる場合は、彼らも含めて話し合いを

兄弟がいる場合、親が健在のうちに相続について話し合う必要があります。
相続税はもちろん、親の土地、実家をリフォームして二世帯住宅を建てた場合、話し合っておかないとトラブルの素です。
二世帯住宅を解体し、更地にして兄弟に財産分与する、ということは困難です。

しかし、他の兄弟にだって相続権はありますから、兄弟の相続分を金銭で要求されることも。それを防ぐためにも、兄弟も含めよく話し合って決めておきましょう。
まだまだ先のことだから、と言って後回しにしたせいで、兄弟が泥沼の争いになるのは避けたいものです。

ときには外部の意見も参考に

二世帯住宅にして後悔しないためにも、話し合うべきことがたくさんあります。
しかし、なかには家族だけで話していても行き詰まってしまうこともあるかもしれません。
そんな時は、施工業者や既に二世帯住宅で生活している友人など、外部のアドバイスで対立解決や似た事例を聞いてみるのはどうでしょうか。良い折衷案にたどりつくこともあるのでは。

生活しているうちにも互いに小さな不満や要望が出てくると思います。
それを上手に伝えあい、こまめに解決していくことが最も大切なことかもしれませんね。

このように、二世帯リフォームをする際には気をつけておきたいポイントが色々あります。
こちらの情報を参考に、後悔しない二世帯リフォームを進めてくださいね。

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